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Vol.29:2006年05月30日

前号・前々号でお話しいたしました流れで、
今思うと2000年は記念すべき年でした。

1月に小阪2冊目の著書=本格的なビジネス書、
「毎日お客が来たくなるマーケティング実践術」が生まれ、
日経MJでのコラム連載が始まり、
4月1日には、「ワクワク系マーケティング実践会」設立。


実践会のご案内は1月出版の本を起点に、
3月頃には無料セミナーなどを2回ほど行い、
機会あるごとに説明やお申し込みの受付をしました。

今は情報流通業の方や、実践会と類似のビジネスモデルの方が
たくさんいらっしゃいますが、当時はまだ珍しく、
またネット環境も今とは大違いでしたので、
神田先生をお手本に、試行錯誤を繰り返しました。

4月1日の設立日には、会員申し込みをして下さっていた方が
30名位だったと記憶しています。


資料請求いただいた方へお送りする資料は、
自分たちでコピーし、封入していました。
会員さんへ、ご入会時に発送するパッケージも、
自分たちで1つずつ梱包し、手書きで宅急便ラベルを書きました。
会員さんへお送りするニューズレターも、
自分たちでコピーし、手作業で2つ折にしていました。

自分たち、というのは小阪と私2人のことです。

それまでは、企画など頭脳労働で、
物販・物流・在庫などとは無縁だった会社の事務所は、
みるみる封筒やダンボール・ガムテープ、
ビデオやテキストの在庫などがあふれていきました。

宅急便の代引きやメール便とはどういうシステムで
どういう手続きがいるのかも知らなかった。
(と言うか、それまでは必要なかったので…)

1つずつ調べて、1つずつ覚えて…。

そうそう、FAX同報配信というのも使っておらず、
当初は、FAXの機材に登録できる最大30件のFAX同報を
活用していました。
会員さんのFAX番号は登録すればいいのですが、
そうでない先にFAXを送る時、
3日かかりで150件、1枚ずつFAXをした経験もあります。
宛名のところは鉛筆で手書きして、
消しては書き、消しては書き。

今思うと笑い話です。

現在は約1600社の会員を持ち、
歴史的にも、クオリティの高さからも、小阪のバリューからも
ご評価をいただいている「ワクワク系マーケティング実践会」ですが、
始めの1歩は誰もこんなところからです。


実践会を始めてからも1年余りは、
以前と同様の調査・企画などの頭脳仕事も継続していました。
いきなり実践会が会社の収益の柱になるわけではないですから。

少しずつ、機材やシステムを導入し、事務所を広げ、
スタッフを採用したのは会員さんが数百人という単位になった、
2001年5月からです。


物事を始める時というのは、不安も期待も入り混じり、
効率の悪いことも多く寝る暇もない。
順調なことばかりではないので泣いたりもする。
それでもやっぱりそれが楽しくてしょうがない。

一瞬で魔法のように今の実践会を手に入れたわけはなく、
誰かに外注して作ってもらったわけでもなく、
教えてくれるセミナーやマニュアルがあったわけでもなく…。

地道にやってきたことが、
今の実践会の、今のオラクルの、今の私の、
大きな財産になっています。


それではまた。

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